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泣いて泣いて泣いて泣いて。 叫んで、喚いて。 声を限りに。 声が涸れるまで。 貴方の名を呼んで。 それでも貴方は振り向かない。 繋いだ手から、零れる何か=B 今まで培ってきたものは、何ですか? 貴方と過した時とは、幻だったのでしょうか? 貴方の顔が見えない。 貴方の声が聞こえない。 貴方の――温もりが伝わらない。 ・ ・ ・ お前がその名を呼ぶ度に。 お前がその手に触れる度に。 決意が鈍る俺がいる。 ここを出て行くと決めたのに。 俺は、俺の、望むがままに歩んで行くと。 そう、決めたのに。 その瞳に。 その声に。 その――温もりに。 俺は行くと決めたんだ。 今までの俺≠ゥらの、永久の訣別。 瞳が合わさり、刹那の邂逅。 触れ合ったのは、ほんの一瞬。 ――ありがとう。 それは、するりと自然に出てきた言の葉。 お前だから、俺は言うんだ。 他でもない――サクラ、お前だから。 ・ ・ ・ バカだよ、サスケくんは。 本当に、バカ、だよ……。 貴方と別れなければならないあたしに。 どうしてそんな言葉を残すのよ……? 言わずにはおれなかった言葉。 伝えられずにはおれなかった想い。 ねぇ、サスケくん? 再び貴方にあたしは――逢える事が出来ますか? |
+戯言+ 絵日記より、サスサク第一弾。 好きな場面の一つです。 カカサクも好きなんすが、神凪の原点は実は サスサクなんですよね。 |
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