「なぁ、ルキア」
「何だ、恋次?」
「俺達、これからもずっと一緒だからな!」
「ああ、勿論だとも!」
「約束したからな!ちゃんと覚えとけよ!!」
「ははは。それを言うなら、恋次の方こそ!」
「何を〜!この俺が忘れる訳ないだろ!」
「それはどうかな?お前は少しばかり……いや、かなりか。
 物覚えが悪いからな〜」
「お前な〜」



「ぷっ!あははははは!」
「くっ、ははははははっ!!」



「絶対の絶対の、約束だかんな、ルキア!」
「ああ。ずっとずっと、私達が大きくなろうとも、この絆は絶対だとも、恋次!」









あの時の遠き日の約束が、脳裏に去来する。
過ぎ去りしきは遠く懐かしく甘酸っぱい想い出。
手を伸ばしても、もう届きはしない。
泡のように忽ちに姿を消してはまた浮き上がってくる――泡沫(うたかた)の夢。



永久(とわ)の約束は朧の夢と消え。
後には赤い緋い雨が降る。



くるくる回るは万華鏡か走馬灯か。
甘き夢は苦き悔恨へと変わり行き。
それは鉄の味へと変化する。



この胸の慟哭を聴く者は、最早居ない――





+戯言+
流魂街時代の恋ルキ。
嗚呼、恋次の頭がでか過ぎた……;。
子供だからって事で、一つ宜しく願います!
こんな風に、また二人で笑って過ごせる時が訪れて欲しいと切に願います。



+ブラウザを閉じて戻ってくれよな!+